創業69年、岩国市・大竹市・和木町で、新築木造注文住宅と不動産を営む地域密着型工務店「東洋建設」 お客様満足度地域一番を目指して頑張っています
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例えば、
冷えたビールをグラスに注ぐと、しばらくしてグラスの表面に水滴が付く・・・これが結露というものです。
日常の至るところで目にする自然現象です。
1㎥の空気が保持できる水蒸気の最大量を「飽和水蒸気量」と言います。
飽和水蒸気量は気温によって異なり、飽和状態の時の気温を「露点」といいます。
たとえば、気温25℃で空気の飽和水蒸気量は23.1gで、10℃では9.4gです。
そこで湿度100%の空気1㎥が25℃から10℃に冷えると、13.7g分の水蒸気が水に戻ってしまうのです。
これが結露のメカニズムです。
【1】 表面結露と内部結露
住まいの結露も同様です。
たとえば冬季ならば、外気は冷たく、暖房を効かせた室内は暖かいので、外気の影響で冷えた窓などで、室内の空気が露点温度以下に冷やされれば、その箇所で結露が発生します。
窓ガラスや内壁などで室内側の表面に結露する場合を「表面結露」と言い、発生箇所によっては、放っておくとカビの発生や内装材のはがれなどの原因になります。
他方、壁体内部に入り込んだ空気が結露する現象を「内部結露」、あるいは「壁体内結露」、[壁内結露」と言います。
これは、見えない箇所で発生するだけに、表面結露よりも気付きにくく、常態化すると、構造材の腐食や蟻害など、深刻な二次災害を引き起こしかねません。
【2】 除湿と断熱の施工不良
住宅の結露では、「空気の移動」と「温度差の生じた箇所」に着目するのが必要です。
たとえば、北側の居室にある閉めきった押入で、背板などに表面結露が生じることがあります。
時々は押入の戸を開けて内部の空気を入れ換えるだけで解消できる場合も多い。
より深刻な結露トラブルにつながる恐れがあるのは、施工時の不具合で、防湿層や断熱層の欠損がその代表例です。
防湿層にわずかな切れ目や穴があると、空気が漏れる。冬季に室内の暖かい空気が冷えた壁内に入り込めば、内部結露の原因になります。
断熱材を適切な厚さで施工していなかったり、すき間が空いたりすると、計画どおりの断熱効果を発揮できず、このように温度差のある箇所が結露の温床になるので施工には十分注意しましょう。
【3】 日常生活での結露対策
以上、現在のような気密性の高い住宅に上手に住むには、結露のメカニズムを理解することが大切です。
この二つの結露以外に、逆転結露というものがあります。
これは夏のみに起こる現象で、通常の結露とは逆の空気の流れ、逆の位置に起こります。
この結露をを防止するには、外断熱+通気工法が有効とされています。
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