創業69年、岩国市・大竹市・和木町で、新築木造注文住宅と不動産を営む地域密着型工務店「東洋建設」 お客様満足度地域一番を目指して頑張っています
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コスモレーベン(株)様+(株)ナック様+東洋建設(株)
「くつろ木の家」は、当社だけの力で商品開発が出来た訳ではありません。
商品の基本的な開発は福岡市で自然素材の健康住宅に特化したコスモレーベン(株)様と全国規模のスケールメリットを生かして「本物の自然素材の開発と流通(部材のコストダウンと安定供給)」を担当する東証一部上場の(株)ナック様、そして「くつろ木の家」を「岩国流」と「松山流」にアレンジして、皆様にお届けする当社、この三社の協力により今回、商品発表をすることが出来ました。
自然素材住宅について、 私達の家づくりのコンセプト(基本的な考え方)は……
海外から木材を輸入する時、国内に害虫や細菌を入れないように、木材の中の害虫や細菌を殺すための消毒をします。外国産が全て悪い訳ではないが、食品と同じように生産地を確認することが重要です。
いくら化学物質を使わない家を作るといっても、家具等の接着剤・防蟻剤・樹脂塗料、殺虫剤・芳香剤・カーテン、カーペットの防炎加工・難燃剤・ドライクリーニング・化粧品・整髪料・合成洗剤・タバコの煙・開放型ストーブの排気ガス・抗菌グッズ・可塑剤入りプラスチック部品を使った電化製品やユニットバス・食品添加物・水道水(塩素処理、オゾン処理)・医薬品等を全て排除するような生活は非現実的です。
従って、例えば利便性や個人の好みを我慢してまで無機質のキッチンやタイルの風呂にするのはナンセンス(馬鹿げていること)だと私達は考えています。
そういう意味で、文中では【できるだけ、可能な限り】という表現を使っています。
また、国が普及を促進する「長期優良住宅」の認定を取ろうとする場合、必要な耐震性を確保するためには、二階の床下地として「構造用合板」を使わざるを得ないという現実があるので、接着剤を完全に否定のは無理です。
自然素材の塗り壁で一番多く使われているのは珪藻土ですが、珪藻土単体で固まることができないので、何らかの硬化剤を「つなぎ」として混ぜなくてはいけないし、ヒビ割れ防止対策も重要です。
硬化剤は「合成樹脂系」「自然素材系」の2つに分けられます。
珪藻土製品の中には、省施工手間・価格の安さを重視して「合成樹脂」で固めるものが多く、合成樹脂で固めると珪藻土の孔が塞がれるので、調湿機能や消臭機能、有害物質の吸着機能が低下します。
また、珪藻土+合成樹脂には有害化学物質を分解する機能はないので、吸着した有害化学物質をそのままにしておくと珪藻土が調湿する際に「再放出」する可能性があるが、漆喰の原料「石灰」で硬化させた場合は、有害化学物質を「ギ酸カルシウム」という無害な物質に変化・中和することができます。
京都山城地方の織物職人が作る綿や麻、絹等を使った織物布壁紙
出来る限り、自然素材の綿、麻、レーヨンを使い、薬品処理をせず、京都の織物職人が作る織物布クロス。
クロスを貼る接着剤は、ハガレを防止するための適切な自然素材系の接着剤が見当たらないので、現在のところ、水性の酢酸ビニル系合成樹脂接着剤を使用している。
レーヨン:木材パルプを主原料として作られる再生セルロース繊維(人絹)
現在、製造されている壁紙の種類は、塩化ビニール、織物、紙、無機質、化学繊維などがありますが、日本で使われている壁紙の95%は、ローコスト、施工が簡単、見た目が美しいという理由で塩化ビニールの壁紙です。
塩化ビニールはもともと非常に固い素材ですが、「可塑剤」という化学物質を入れて柔らかくして、ビニールクロスを作ります。
この可塑剤は時間と共に蒸発し、空気中にどんどん放出され、特に家の中の建材の内で壁紙の占める割合の最も高いことから室内の化学物質汚染の重要なポイントになっています。
又、焼却時には毒性の強いダイオキシンを発生し、自然環境を汚染します。
最近は壁紙の施工用糊としてホルムアルデヒドを含まないものが使用されるようになりましたが、そのホルムアルデヒドは、防カビ剤、防腐剤として使用されていたので、その代わりにどんな化学物質が使われているかが問題です。
自然素材の良さが認識され、多く使われるようになりましたが、その分、自然素材に関するクレームも増えています。
そう言うクレームを少なくするために、自然素材の生産者は「科学の力 ! ?」で色々な特殊加工をしたり、添加物を加えて新製品を開発し販売しています。
その結果、見た目は全く同じでも、本来自然素材が持っている機能が失われている「偽物」や、安全性に疑問がある建材 が出回っているのも否定出来ませんが、これを生産者自身以外の第三者が見つけるのは限界があります。…食品の産地偽装のようなもの
勿論、この問題は生産者に問題があるのですが、自然の特性を理解しない消費者の過度の要求にも問題があるのではないでしょうか…?
また、今まで安全と思われていたものが、科学技術の進歩によって、有害あるいはグレーゾーンとなることがあります。
例えば、塗り壁材の漆喰(しっくい)や電子レンジの電磁波等…
したがって、今まで良いと信じて使っていたものが、ある日突然、「問題あり」ということもあります。
国が承認してつくる薬でも、こういうことがあるのですから…………………。
これらは、科学者の見解が分かれているものも多くあり、何を信じて良いか分りませんが、そうかといって、建築に携わる者として全く責任がないとは言えません。
しかし、自然素材住宅を作る住宅会社のホームページ等を見ても、デメリットはあまり書いてないように思います。
しかし、私たちは、勉強して知り得た情報は出来るだけ公開して、後はお客様のご判断にお任せするしかないと考えているので、シッカリとお読みください。
「健康のことを考えて、自然素材をふんだんに使った家を建てたい!」・「木に囲まれた生活はリラックスできて良いだろうな!」ということで、天井も壁も床も全て、天然の無垢材を使われる方がおられますが、意外な問題点があるのです。
「木視率・もくしりつ」という言葉をご存知ですか?
木視率とは室内を見渡した時、木が見える割合のことです。普通の家で木視率20%前後と言われています。
目視率の目安は
床だけが木材の部屋 | 約30% |
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床と腰壁が木材の部屋 | 約45% |
床、壁、天井のほとんどが木材の部屋 | 約90% |
木視率30%、45%、90%の3タイプの部屋を作り、視覚による快適感を実験したところ、特に45%の部屋が最も好まれた…という実験結果があります。
脈拍数は30%の部屋で少なくなり、45%の部屋では増加しました。
これは、30%の部屋は「リラックスしている」45%の部屋は「ワクワクした状態」になっていると考えられます。
このように、木を内装に使うことで一定の快適性が確保できるが、単に木を多く使えば心地よい空間になる訳ではない。また、被験者が木に対する価値観を持たない場合は、変化が無かった。
出典:「木と森の快適さを科学する」宮崎良文著
このような結果から
このような使い分けが考えられます。
また、50%を越えるとクドイ、うっとおしい、落ち着かないと不安感を感じる人もいます。
中には寝ていて天井の木の節が気になって寝られないとか、自然素材特有の不揃いが気になる方も居られます。
これらは実験データの一つである、感覚的なことは個人差が大きい、全ての人に当てはまることでは無いということです。したがって、出来上がったものを見て「自分のイメージと違う!」という事例があることも理解しておいて下さい。
又、木材は新しい内は、鮮やかで見た目もキレイですが、年月が経つにつれ、くすんだ色(黒ずんですすけた色)になってきます。したがって、目視率100%にすると、将来は暗い部屋になる可能性があるので注意してください。
農薬を使って作った野菜と無農薬有機栽培で作った野菜は、見た目は同じでも中身が違います。外観だけで違いは分かりません。かえって前者の方が外観はキレイかもしれません。
本当は、少しくらい虫が食ったような野菜のほうが、安全ということも言えるのですが…。
奥様はちょっと位、値段が高くても「家族の健康」のことを考えて、少しでも「安全」なものを選びます。自然素材も全く同じなのです。
自然素材の家だからと言って、完全に化学物質を排除できる訳ではないし、家具やカーテン、カーペット、電化製品、殺虫剤、化粧品等、あるいは、生活の仕方(換気・輸入家具等)も関係してくるので、「健康に配慮した自然素材住宅」だからといってアレルギーやシックハウスの症状を完全に抑えることは出来ません。
自然素材住宅を建てている会社の中には、「安心です。心配ありません」という会社もありますが、当社は言いません。
「キレイ・均一」なものが美しいという美的感覚が日本人の感性かもしれませんが、工業製品はキレイ・均一・丈夫・安価なので、日本人にピッタリで大量に消費されています。
「全く同じものはない」のが自然素材の特徴なので、例えば色や模様等が不揃いなのは当然で、これが気になる方は自然素材住宅を選ばれない方が良いでしょう。
又、自然素材の無垢の木は常に呼吸(吸放湿)しているので、温度や湿度、日照等の環境の変化により、年月とともに経年変化があります。
例えば…
これらの大部分は仕方のないことで、これが自然素材の特性・持ち味なのです。したがって、自然素材住宅は、経年変化を楽しむという感覚が大切で、「古いモノに良さを感じる」という価値観がない人、「見た目が気になる」人は、絶対に自然素材を選んではいけません。
建築会社は、このことを事前によく説明し、出来れば現物を見て納得して頂く様な配慮が必要です。
自然素材は経年変化、柔らかくて傷が付きやすい、汚れが付きやすいという弱点があるが、それが「自然の良さ」なのです。したがって自然素材はメンテナンス(お手入れ)の手間もかかります。
この弱点を改良したのが化学物質を使った工業製品なので、お手入れが面倒な方は合板フロアーややビニールクロスを使う家をお勧めします。
当社は、こういうことも考えて、合板やビニールクロスを使った「普通の家:バナナホーム」も作っているのです。
自然素材は、自然のモノなので「数に限りがある・有限」です。勿論、再生産されるものもありますが、人気が高まり、品薄になれば、価格は高騰し、手に入りにくくなります。
したがって、生産地変更や仕様変更、価格変更等があることをご理解ください。
そういう意味で「本物の自然素材の開発と流通(部材のコストダウンと安定供給)」を東証一部上場で全国ネットの(株)ナック様が担当しているのです。
無垢材とは天然樹木を加工したもので、接着剤や塗装材などの化学物質を含まず、加工後も木が呼吸を続けているのが特徴です。
しかも断熱性に優れているため、室外との温度差を室内に伝えにくく、いつでも快適な家に保つことができます。
また、抗菌・殺菌作用やアトピー性皮膚炎の大敵であるダニや細菌の繁殖をおさえる働きがあります。
住宅建材としても大変丈夫で、日本の古い木造建築(寺院など)がその強度を証明しています。
一方、自然な木ですから、月日が経つに従って色が変わってきたり、乾燥によるひび割れ、虫穴などもあります。
しかし、それこそ天然の証であると思っていただければと思います。
ヒノキ | 高級木材の代名詞。年輪幅の細い美しさと独特の香りが特徴。 耐水性に優れ構造材から内装まで幅広く使われている。 |
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スギ | 国内で一番多く植林されている。加工性に優れ用途が広い。 比較的リーズナブルな素材。 |
ヒバ | 殺菌性の強い精油成分を含む。構造材、内装材、家具や水廻りに使われる。 |
マツ | やわらかい印象のアカマツ、ヤニが多く年輪がくっきり浮かび上がるカラマツがある。 |
近年床下に木炭を敷き詰める住宅が増加しています。
これは木炭が持つ調湿効果や脱臭の他に、有機化合物質を吸着する効果が有るからです。
床下の乾燥によって木材の腐食を防ぎ、シロアリ対策となり、畳も除湿されることによってダニ類の発生を防ぐ効果も生まれる為です。
また木炭の粉を原料とした木炭塗料は基礎や、木材に塗布することによって、防腐、防蟻、空気質改善効果があるとされる商品もあります。
どんなに建材を自然素材にしても、塗料がよくなければ健康住宅とは言えません。
従来、塗料は石油・シンナーなどの有機溶剤を原材料としたものが多く、トルエンやキシレンなどの有害な化学物質を含んでいます。
低濃度でも長い期間吸い続けると慢性中毒を引き起こす有機溶剤を住宅には使いたくないものです。
そこで、シックハウス対策として天然系塗料が注目されています。天然塗料には、世界的に有名なドイツのリボス社のリボスがあります。
その他には蜜ロウワックス、亜麻仁油、柿渋などがありますが、価格が高く、作業性が悪いという問題があります。
珪藻土の「珪藻」とは植物性プランクトンのことで、珪藻土とは珪藻の殻の部分が何千万年にわたって蓄積してでき化石のことです。
1ミクロンにも満たない小さな孔が無数にあり、それにより優れた呼吸性を保ち、調湿、消臭の効果を発揮します。
また火に大変強く、摂氏1250度までは形状が変わりません。
ただし、色々な珪藻土が商品化されていますが、本来の機能や効果の期待できないものもあるので注意して下さい。
漆喰(しっくい) 日本の伝統的な塗り壁材で、石灰石を焼いた生石灰を水で沸化させた消石灰に湖・スサなどを混ぜて練り合わせたものです。
暖かく、やわらかみのある風合いが特徴ですが、近年、発ガン性があるという研究結果もあるので、注意して下さい。
近年の畳の主流はポリスチレンフォームをワラで包み、イグサの畳表を張った化学畳です。
これは軽くて手軽な反面、化学物質過敏症の原因となり、焼却処分の際には有害物質を発生させます。
従来の畳はワラ床にイグサの畳表を張ったもので、化学畳に比べ重いが、吸湿性、遮音性に優れているものの、ダニの温床となりやすい欠点があります。
また、防虫、防ダニ加工としてナフタリンや有機リン系の農薬を染み込ませているものもあるので注意してください。
「ケナフ」とは、アオイ科ハイビスカス属の1年草です。
春に種をまくと、秋には3〜4mになり、薄黄色の花を咲かせます。
1ヘクタール当たり10〜15tの「ケナフ」が収穫でき、木材の4倍量の紙ができます。ケナフの使用用途としては、ハガキ・包装紙・紙コップ・名刺など多数あげられます。
そういった中で、「ケナフ壁紙」が商品化されています。
森林資源保護の観点から、木材パルプの代わりになる紙資源として「非木材」が注目されつつあります。
その中で「ケナフ」が、麦やサトウキビ、綿、コウヅ、ミツマタ、竹、トウモロコシなど他のものに比べて、収穫率や品質に優れているため選ばれました。
また、地球温暖化防止のためのCO2削減においても「ケナフ」は木材に比べて多くのCO2の吸収量があり、地球環境に貢献しています。
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