創業69年、岩国市・大竹市・和木町で、新築木造注文住宅と不動産を営む地域密着型工務店「東洋建設」 お客様満足度地域一番を目指して頑張っています
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元々、北米や北欧など氷河に囲まれ、北海道の寒さなど比べものにならないくらいの極寒の地域で生まれた技術で、気密性と断熱性を高めることで、冷暖房効率を上げ、機械と電気の力で家全体を計画的に換気をする家です。
この家が”良い家”であることは理解できますが、温暖な瀬戸内地方で、かなり高額のコストを払ってまでの必要性があるかというと疑問があります。
したがってあまり普及していないのが実態です。
逆に九州地方は黄砂や火山灰などで窓が開けられないので、瀬戸内地方より普及しているようです。
また、高気密高断熱住宅が本当に理想の家かという点については、多くの文献を読んでみても賛否両論です。
この住宅の問題点を考えてみましょう。
シックハウス対策としての計画換気の必要性から気密性は重要ですし、少エネルギー対策としての気密性、断熱性も重要ですが、このような住んでみて始めてわかる改善点が多いことも忘れてはいけません。
例えば、
冷えたビールをグラスに注ぐと、しばらくしてグラスの表面に水滴が付く・・・これが結露というものです。
日常の至るところで目にする自然現象です。
1㎥の空気が保持できる水蒸気の最大量を「飽和水蒸気量」と言います。
飽和水蒸気量は気温によって異なり、飽和状態の時の気温を「露点」といいます。
たとえば、気温25℃で空気の飽和水蒸気量は23.1gで、10℃では9.4gです。
そこで湿度100%の空気1㎥が25℃から10℃に冷えると、13.7g分の水蒸気が水に戻ってしまうのです。
これが結露のメカニズムです。
【1】 表面結露と内部結露
住まいの結露も同様です。
たとえば冬季ならば、外気は冷たく、暖房を効かせた室内は暖かいので、外気の影響で冷えた窓などで、室内の空気が露点温度以下に冷やされれば、その箇所で結露が発生します。
窓ガラスや内壁などで室内側の表面に結露する場合を「表面結露」と言い、発生箇所によっては、放っておくとカビの発生や内装材のはがれなどの原因になります。
他方、壁体内部に入り込んだ空気が結露する現象を「内部結露」、あるいは「壁体内結露」、[壁内結露」と言います。
これは、見えない箇所で発生するだけに、表面結露よりも気付きにくく、常態化すると、構造材の腐食や蟻害など、深刻な二次災害を引き起こしかねません。
【2】 除湿と断熱の施工不良
住宅の結露では、「空気の移動」と「温度差の生じた箇所」に着目するのが必要です。
たとえば、北側の居室にある閉めきった押入で、背板などに表面結露が生じることがあります。
時々は押入の戸を開けて内部の空気を入れ換えるだけで解消できる場合も多い。
より深刻な結露トラブルにつながる恐れがあるのは、施工時の不具合で、防湿層や断熱層の欠損がその代表例です。
防湿層にわずかな切れ目や穴があると、空気が漏れる。冬季に室内の暖かい空気が冷えた壁内に入り込めば、内部結露の原因になります。
断熱材を適切な厚さで施工していなかったり、すき間が空いたりすると、計画どおりの断熱効果を発揮できず、このように温度差のある箇所が結露の温床になるので施工には十分注意しましょう。
【3】 日常生活での結露対策
以上、現在のような気密性の高い住宅に上手に住むには、結露のメカニズムを理解することが大切です。
この二つの結露以外に、逆転結露というものがあります。
これは夏のみに起こる現象で、通常の結露とは逆の空気の流れ、逆の位置に起こります。
この結露をを防止するには、外断熱+通気工法が有効とされています。
最近は、自然素材や無垢材の良さを前面に打ち出して、他社との差別化をしている工務店があります。
その中には漆喰、珪藻土などの自然素材や無垢材が本当に良いと思っている会社と差別化のためだけという会社があり、結構、後者が多いのです。
それでは、無垢材と集成材の違いについて説明します。
無垢材とは自然の木そのもので、強度や防火性能、断熱保温性、吸音効果、調湿能力など優れた特性を持っています。
集成材とは厚さ2〜3センチの乾燥した板を、接着剤で貼り合わせて作る工場生産品で
エンジニアリングウッド(EW),工業化木材、科学の木、木より強い木
等と言われています。
集成材でも、造作用集成材と構造用集成材に分類されます。
無垢材、集成材それぞれ長所、短所があり、好みの問題もあり、どちらが良い、悪いとは、一概に言えません。
無垢材には自然素材の良さがありますが、次のような問題点があります。
【1】 十分乾燥した木を使わないと、収縮、割れ、反り、ねじれなどの狂いが出ます。
木は多くの水分を含んでおり、伐採時で50〜60%もの水分を含んでいます。
京都の有名な工務店(迎賓館クラスの建物やアメリカの大富豪ロックフェラー邸を建築)の社長さんの話によると、
「木を構造材として使う為には、しっかり乾燥させる必要がある。
そうしないと数年でガタガタになる。
檜であれば、雨ざらし最低20年、屋内で最低7年の自然乾燥が必要。
合わせて約30年、この位しないと天然の無垢材を使いこなせない」
ということです。
しかし、これでは値段が高すぎて、一般の住宅には使えません。
そして、乾燥が不十分だと、
(イ)完成して引渡した後に無垢材の柱や梁などの木が暴れて変形して、室内の内装材に隙間、ひび割れが出来たり、
(ロ)夜中にバリッ、メキッと大きな木の割れる音がしたりして、大変なクレームになることがあります。
したがって無垢材を敬遠する大工さんや建設会社、ハウスメーカーが多いのです。
ですからこのようなことが気になる方は、予算的にクリアしても、自然素材や無垢材は使われない方が無難でしょう。
【2】昔の大工さんは木のクセを見極める能力が長けていましたが、今は集成材を使ったり、製材工場でプレカット加工をしたりするので、木に接する機会が少なくなりその能力が身につき難くなっています。
その結果、木の使い方(適材適所)を間違えると、木が暴れて大変なことになります。
例えば木の使い方を間違えて、反り方が逆になり1階の天井が下がったり、建具が動かなくなることがあります。
勿論プレカットの段階で木のクセを見極められないという製材工場の問題もあります。
したがって無垢材にこだわった住宅を建てるときは、目利きの熟練した大工さんが建てることがポイントですが、こういう職人さんは少なくなりました。
集成材には次のような特徴があります。
集成材の加工技術は、1893年ドイツで開発され、日本では1951年に東京四谷の森林記念館で使用したものが、本格的な構造用集成材の使用開始とされています。
その後、集成材の品質の安定性が評価され、使いやすいこともあって年々占有率は増加しています。
ハウスメカーはほとんど集成材を使い、柱は無垢材で、梁は集成材といった使い方も多く、全てが無垢材というところは極めてまれなのが現状です。
このように「どうしても無垢材でなければ・・・」というこだわりが無ければ、無垢材より強く、品質が安定し、木の割れなどを気にする必要のなく、施工も楽で、大工さん個人のカンに頼らなくて良く、クレームも少ない集成材のほうが安心といえます。
一般的に価格は集成材のほうが高いのですが、少しでも節があったり、木がひび割れすると欠陥住宅ではないかと気にする国民性から建設会社は積極的に集成材を使うようになりました。
(お客様の中には、柱の節が「人の目」のようで嫌とか、背割りの入った柱を見て、欠陥品だと勘違いする人も居られます。)
しかし集成材の命は、素材である木材そのものより、使われている接着剤と言われているので、今後更なる改良と工場での品質管理が望まれます。
家や土地の広さをイメージするとき、「畳2枚が一坪」として坪単位で考える方がピンとくると言う人はまだまだ多いと思います。
この「坪」と言う単位は日本独特の「尺貫法」の単位であり、昭和41年以降の法改正等により使えなくなりました。
そして『不動産の表示に関する公正競争規約』によりと不動産登記上の土地の面積や建物の床面積は平方メートルで表示することになっています。(1平方メートル未満は切り捨てることが出来る。)
一般的に「一坪は3.3平方メートル」と言いますが、これは近似値で、正確には3.305785123・・・(永遠に続く)平方メートルなのです。
【1】 坪と平方メートルの正確な換算は
普通、不動産の面積の表示は、小数点以下2桁まで表示します。
例えば、100坪の場合
100 ÷ 0.3025 = 330.5785・・・
ですが、330.57平方メートル と表示します。
土地の謄本を見ると、たまに小数点以下の表示が無い場合があります。
これは土地が農地 (田、畑)などの場合、謄本上の面積の表示は小数点以下を切り捨てて表示する決まりになっているからです。
したがって、「一坪3.3平方メートル」と単純に考えていると、例えば100坪の時、330平方メートルではなく、実際は0.57平方メートル広いのでトラブルになることがあります。
また居住用物件を購入する場合、融資の条件や税制上の優遇措置において面積要件が定められていることが多く、全て平方メートルによります。
例えば、購入者がそれを1坪3.3平方メートルで計算して、面積要件をギリギリクリアしていると思っても、実際の契約面積は上限をオーバーしていると言うこともあります。
0コンマ数平方メートルでも超えると、適用にはならないので注意してください。
【2】 0.3025の根拠
明治時代に「度量衡」を統一するとき、曲尺(かねじゃく)を基準にして「1メートルの33分の10を1尺とする」として尺の長さが決められました。
1089を3600で割ると丁度0.3025になるので、この数字を使って平方メートルと坪の換算をするようになりなした。
地震で住宅に被害を与える恐れが強いのは、横揺れです。
【1】 耐震構造とは
建物は軸組みに筋交いを入れたり、柱や梁などに構造用合板を打ち付けたりして補強し、抵抗力を高め建物が壊れるのを防ぐ仕組みのことです。
【2】 制震構造とは
建物の壁体に制震装置を設置して、揺れの増幅を抑制し、建物内の壁などの損傷を少なくする仕組みのことです。
【3】 免震構造とは、
基礎と土台の間にコロのような役割の免震装置を設置し建物自体が動き、地震の揺れが直接建物に伝わらないようにするものです。
ポイント1耐震は揺れに抵抗するのに対して制震は揺れを吸収、免震は建物に揺れを直接伝えないようにする構造です。
ポイント2同一条件の建物の場合、揺れを最も大きく感じるのは耐震構造で、制震、免震の順に感じる揺れは小さくなります。
ポイント3費用は耐震、制震、免震の順に高額になるが、被災時に建物が受ける損傷は逆の順になります。
従って被災時の補修費用までを考えると、単純に耐震は安い、免震は高いとは言えません。
■シロアリは地球上で約2300種もいますが、日本には15種、中国地方では、主にイエシロアリとヤマトシロアリの2種類がいます。
シロアリは、ひとたび建物に進入すると、床束や土台を食い、次に柱、スジカイ、小屋組へと食害を広げ、人の目に付かない暗い所で、静かにしかも強烈に破壊していくので、中々発見できません。
そして地震や台風のとき大きな被害の原因になります。
また木材だけでなく、畳、書籍、立ち木、サツマイモ、サトウキビなども食害したり、プラスチック、電線ケーブル、合成ゴム、発砲スチロール、鉛板、コンクリートなども噛み破って穴を開けます。
■ヤマトシロアリは、北海道を除く日本全土に分布しています。
特別の巣は作らず、木材の食害場所が巣を兼ねており、集団で移動します。
特に乾燥に弱いので、常に湿った木材や土中で生活しており、土台や床束、大引き、根太など、主に建物下部を加害します。
食痕は多湿で汚いです。
■イエシロアリは温暖な地域に生息し、大きな樹木の根の下や幹の中、浴室のコンクリートの下、壁の中、小屋組の木材の中に巣をつくります。
巣と食害場所は蟻道によって結ばれており、普通数十万匹、大きいものでは100万匹にも達します。
加害速度が速く、被害も甚大です。
建物の乾燥した木材でも水を運んで、湿しながら加害するので、被害は建物全体に及びます。
食痕は乾燥しており、きれいです。 続く。
外断熱、内断熱というのは、本来、鉄筋コンクリートなど熱容量のある躯体での断熱方法を示す用語であって、木造住宅の場合、内断熱という言葉は正確ではありません。
正確には、コンクリート造の場合は、外断熱、内断熱、木造住宅の場合は外張り断熱、充填断熱と言います。
これらの違いは、断熱材を取り付ける位置の違いによる分け方です。
狭小の敷地の場合は、充填断熱工法のほうが、室内空間をより広く確保しやすいし、寒冷地の場合は、外張り断熱と充填断熱を併用することもあります。
木造住宅で使う断熱材の種類も多く、それぞれ断熱性(熱伝導率)、透湿性、耐水性、防火性、耐圧性、コストに違いがあります。
このように外張り断熱、充填断熱について、性能、コスト、施工性などを考えた場合、一概にどちらが良いというものではありません。
高気密高断熱住宅の詳細は、当社の「専門サイト」をご覧下さい。
不景気が続くためか、住宅を対象とした侵入窃盗の被害が増え、2003年は19万件に達しており(約520件 / 日)、検挙率も下がっています。
そこで戸建住宅の防犯について関心が高まっています。
空き巣や忍び込みなどの侵入窃盗の犯罪者は、侵入しにくいと感じる住宅は敬遠します。
したがって、防犯対策で先ず大切なことは、「用心深い家」という印象を与えることです。
例えば夜になっても洗濯物を外に干したままにしているとか、郵便ポストに新聞が溜まったままになっているようなことは、防犯意識が低いということで狙われやすくなります。
また、約7割が「ガラス破り」 による侵入なので、窓やドアなどの開口部周りの対策が重要です。
犯罪者はドアやガラス窓を破るのに5分以上掛かることを嫌い、10分以上掛かると思われる場合は、侵入を諦めることが多いと言われています。
【1】 開口部の侵入対策は、開口部の大きさのよって異なりますが、具体的には
などが効果的です。
【2】 玄関や勝手口のドアに取り付ける錠前は、「CPマーク」のついた建材を使えば、一定の防犯性が確保できます。
* ドアの錠前を破る方法として、ピッキングやサムターン回しなどがありますが、最近は錠前破りを防ぐ対策をしたタイプが増えています。
ピッキング・・・ドアとドア枠の隙間にバール等を差し込み、かんぬきを折り曲げて開錠する方法
サムターン回し・・・ドアに小さな穴を開け、先端が折れ曲がる棒を差し込みサムターン(つまみ)を回して 解錠する方法
* CPマークとは警察庁などが、防犯対策で一定の効果を見込める建材にマークを付与する制度です。
今や犯罪は増加傾向にあり、凶悪化、巧妙化しています。したがって家族の安全と命を守るために、新築時やリホームで防犯対策としてある程度のコストをかけることが必要です。
今の住宅の基礎は、鉄筋コンクリート造(別名 RC造:アールシー造)です。
建築基準法で昭和58年頃までは鉄筋が入っていない(無筋)コンクリートの基礎でよかったのですが、平成12年に「住宅の基礎は鉄筋コンクリート造」と明確に定められました。
今の建築基準法では、鉄筋コンクリート造は構造体の1つとして明確な規定があり、中に入れる鉄筋の太さや間隔、水の量、許容塩化物量、コンクリートの「かぶり厚さ」、運搬方法、コンクリート打ち込み方法、養生などについて細かく決められています。コンクリートとはセメントと砂に水を加えて固めたものです。
そのセメント【ポルトランドセメント】は、今から184年前の1824年にイギリスで発明されました。
そしてコンクリートと鉄筋を組み合わせた鉄筋コンクリート造は1880年代後半、今から130年位前にフランスやドイツで技術的に確立し発展しました。
わが国初期の鉄筋コンクリート造は今から105年前の1903年〔明治36年〕に作られた琵琶湖疏水路上架橋です。
現在の建築技術のよりどころになっている日本建築学会の「鉄筋コンクリート工事標準仕様書」には、鉄筋コンクリート造の耐用年数は通常60〜70年と言われています。
空気中の酸素によってアルカリ性のコンクリートが表面から酸化されていき(コンクリートの中性化)、中の鉄筋が酸化して錆びたとき、その寿命は尽きることになります。
このように日本の住宅の基礎としての鉄筋コンクリート造の歴史は比較的浅いのです。
■健康住宅ってどんな家ですか?
チラシで「健康住宅」をキャッチフレーズにした住宅を目にしますが、健康住宅って一体どんな家でしょう?
健康住宅・・読んで字のごとく、そこで暮らす人が健康な生活をおくれる住まいのことですが、これは当たり前のことで、健康を害するような家を建てようと考える人はいません。
しかし、その当たり前のことが、当たり前でなくなったから、わざわざ健康住宅という言葉ができたのだと思います。
■健康住宅の定義は?
健康住宅について明確な定義はなく、シックハウス対策について考えた家を健康住宅と言っている会社や、天然の木材や珪藻土をふんだんに使った家を健康住宅と言っている会社など、色々です。
ただし、その中で共通していることは、シックハウス症候群に対する対策がメインのテーマになっています。
■健康住宅が注目される理由は?
昔の日本は、夏を快適に過ごすために風通しの良い家づくりが基本でした。
しかし、近年は寒さ対策が主眼になり、気密化した住宅が建てられるようになりました。
そのため
その結果、シックハウス症候群、化学物質過敏症や色々なアレルギーが多発し、社会問題になり、健康住宅という言葉が、注目されるようになりました。
シックハウスについて詳しく知りたい方は『シックハウス対策について』をご覧ください。
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